Interview.

My Story

私のキャリア

               

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製薬メーカー MR

Ai

Ai

PROFILE

誰もが生きていく中で乗り越えていかなければならない壁があると思います。その壁は人それぞれ違い、それは自分の想い一つで高いものにもなれば低いものにも変化すると思っています。ありのままの自分を受け入れ、悲観するのではなくポジティブに考えることでその壁を乗り越えていけるような気がします。

第10回目となる今回は、女性MRの産育休の前例がない中で3人のお子さんを育てながら活躍を続けるAiさんをご紹介します。

「周りの人々に支えられて、今があると思っています。」と語る彼女。しかし周囲をサポーターに変えたのは、彼女のMRという仕事に対する強い想いや、ポジティブでしなやかな彼女自身の姿に他なりませんでした。

INTERVIEW

インタビュー

超えられない壁は無い、今の自分を楽しもう

これまでのキャリアを教えてください。

大学院を卒業後、外資系製薬会社にMRとして入社しました。途中3回の産育休を挟みながら17年勤務したのちに、フラームジャパンへ転職し現在もMRとして勤務しています。

Aiさんは前職で女性MRとして産休育休を取得した第一号群だそうですが、当時の周囲の育休取得状況や、周りの意識を教えてください。

私以外に1人だけ産休・育休を取得されていた女性MRがいましたが、特段ロールモデルのような方はおらず、手探り状態でした。こういうときはこうする、というのがあまりなかったから、その当時の上司も融通をきかせてくれ、相談に乗って下さる方ばかりでさらにコミュニケーションが良くなったりもしてありがたかったです。

徐々に産休・育休を取得する女性MRも増えてきましたが、3回も取得したのは私が初めてだと思います。前例がないから、周りの上司や先輩、同期も割と腫れ物に触るような扱いであったのは事実です。(笑)女性MRはほんとに子育てしながら続けている人は少ないですよね。

前例がない中でお子さんが生まれてからもMRの仕事を続けようと思ったのはなぜだったのでしょうか?

やはり、MRという仕事が好きなんだと思います。先生方や医療スタッフの方々とお話をすると色々な知見を得ることができるし、皆さんとのつながりが深まっていくことがMRの仕事の面白みではないかと思っています。今でも最初の赴任エリアの先生と連絡を取ることもありますし、先生の奥様と食事に出かけたりすることもあります。そういった様々な方とのつながりを持つことで自分も成長できますし、何より子供の成長や医療に関する部分も相談できることも心強いです。

また、元来家でじっとするということができない性分なので、何かしら外に出ていきたいと思うこともあり、仕事を続けるという選択肢しか考えたことがありませんでした。新卒の最終面接の際、「女性は、結婚・出産を機に辞めることが多いと思いますが、どう思われますか」というような質問がありました。その時の私は、「私は、絶対辞めません!!」と言い切った記憶があります(笑)。当時は何の根拠もなく言い切ってしまったのですが、実際にライフイベントを経験しても仕事を続けたいという想いは変わりませんでしたし、それを実現しました。

産育休を取得するにあたって大変だったことはありますか?また、その問題をどのように解決したのでしょうか?

3人目を妊娠した際、新薬の上市が決まっていた中での予定外の妊娠となってしまいました。その時は、どう対応すべきかかなり思い悩みましたね。前回の育休から復帰して3年経ちすべての熱量をかけて仕事に取り組みたい、と思っていた時期でしたし、実際に育休復帰後、仕事の内容も流れもつかみ、乗ってきていた時だったので正直戸惑ってしまいました。久しぶりの新薬の上市に向けて皆で士気を高めていたところで、私だけ仕事を休むことに罪悪感もありました。

無責任と思われるのも嫌で、なかなか上司にも言い出せませんでしたが、意を決して上司に相談したところ、「なんで早く言わなかったの?子は宝、安心して休んでいいから。休みに入るまではしっかり頼むよ!」と言っていただいて、ほっとしました。

その後は説明会等の基盤作りの活動を精力的に行い、新薬の上市を迎えた後に後任者に引き継ぎを行って、無事に産休に入ることができました。

3回の育休復帰をご経験されているAiさんですが、復帰時や復帰後で大変だったことはありますか?また、その問題をどのように解決したのでしょうか?

1回目の復帰後は、本当に必死で、何が大変だったのかも分からないほどでした。ですが結局はその時々を楽しみながら、大変だと思わず乗り切っていたような気がします。

2回目の復帰は、エリアが変更となり自宅から1時間程度(一番遠い担当施設で1時間半以上)のエリアを持つことになりました。仕事場が遠いということが少しストレスでしたが、このエリアはゆったりとした空気の流れる、都会ではないエリアだったので、自分のペースで仕事をすることができたと思います。最初は「なんでこんな遠いエリアにするねん!子供に何かあった時に帰るのに時間がかかるやん!」と思ったりもしましたが、今となって考えれば、その時の上司が無理することなく働けるようにと、このエリアを選んでくれたのかなと思います。この時は、子育てで心身ともに余裕がないと、視座が低くなり、視野も狭くなってしまうんだな、ということを身をもって体感し反省しました。小さいことでもよくあったんですよ、「子供がいるのになんで?!」って思ってしまったことが。でも長期的に見れば、仕事でお世話になった方も、子育てをしながらMRとして働くことを応援してくださる方ばかりで、今でもつながりを持っている方も多くいます。私が担当したエリアの中で、一番思い入れのあるエリアになったんです。

3回目の復帰は、私が産休に入る際に担当交代した方がご病気で休まれることになり、娘が7か月くらいでの早めの復帰でした。当時の変わったばかりの支店長からお電話を頂き、早めに戻ってくることはできますかとご相談いただきました。産休に入る前に上市した新薬のことも気になっていたし、何より必要とされているという嬉しさから、家族と相談し早い復帰を決断しました。

いずれの復帰の際も、家族の助けがなければ復帰できなかったし、戻れる場所を作って下さった上司や、温かく受け入れてくれた先輩方や同僚がいなければ続けてこられなかったと思います。周りの人々に支えられて、今があると思っています。どんな時も、あまり大変だとは思わずに過ごすことができました。忙しく充実した毎日なので、大変と思う余裕がなかったのかもしれません。

育休復帰などにはご主人の考え方なども影響すると思うのですが、どのように二人で話し合ったりされているのでしょうか?

私がこうしたい、こうなりたい、こんなことがやってみたいということを、夫はいつも応援してくれます。私と正反対な性格で、私が感情的になればなるほど、落ち着いて話をする人です。3人の子育てにも協力的で、保育士が向いているんじゃないかと周りの友人からいわれるほど、子供好きな人です。

私の仕事を続けたいという意志を尊重してくれ、子供を2人で協力して育てていく、2人の子供なので、2人が協力すれば何とかなるだろう、やってみないとわからないんだから挑戦してみようと前向きな話し合いを行いました。夫はやらない後悔をするより、やってみて得るもののほうが大きいのではといつも言っていました。目指すゴールに向けてどうやって現実と折り合いをつけていくか、夫とともに話し合えたことで、私も自分の想いに正直に決断をすることができたと感じています。

最近は、休日には、子どもの剣道の練習サポートや試合の応援にいったり、ママ友との食べ歩きでリフレッシュをしたり、とワークライフバランスも充実しています。

フラームジャパンとの出会いを教えてください。

前職は、育休も3回もとって、会社にとても感謝していましたし、辞めるということをあまり考えたことがなかったんです。でも、早期希望退職の募集がありました。今製薬会社はそういうのがとても多いですよね。それまでは他人事だったんですが、その時に初めて会社を辞めたら、ということを考えてみたんです。早期退職に応募せずに今の会社でキャリアアップをはかるのか、キャリアチェンジやジョブチェンジをするのか、それとも専業主婦になるのかとか、様々な可能性を考えたんです。ですが、年齢的にラストチャンスになるかもしれないという思いがすごく強くて。そこから新たなキャリアを探し始めました。

ネクストキャリアは幅広く検討していましたが、やはりMRを続けていきたいなと再認識しました。慣れ親しんだ職種というのもありますが、MRは私にとって天職なんだと思っています。自分を高めることができ、成長を続けていくことができることができるから。自分が成長していくことで、患者さんや医師、医療従事者の方々のお役に立つことができると思っています。さらには、皆さんの笑顔が自分をより成長させようという原動力になりますよね。成長実感ややりがいとモチベーションとが好循環しているイメージというか。そんな風に思える職種はMRの他に思い浮かびませんでした。

そんなときに、“女性活躍推進”と書かれたフラームジャパンが目に留まりました。女性は様々なライフイベントを経験する中で、自分のやりたいことや想いを我慢したり、また無理をしなくてはならなかったりと、たくさんの困難がある中、私の経験してきたことを活かしながらキャリアを継続できるのはこの会社しかない!という直感で応募しました。キャリアと言っても、出産育児があるから、やはり女性独自の考えや道筋のようなものがあると思うんです。「女性キャリア」っていうんですかね。
面接でもフラームのリクルーターの方からの「色々なことに引け目を感じて一歩を踏み出せない女性を社会に戻すお手伝いをしている」というお話で、フラームの女性活躍推進への想いに感銘を受けました。そこにとても共感した次第です。自分らしく活躍し、理想の自分の姿を叶えられるよう、私の背中をそっと押してくれたように感じました。

将来はどんなキャリアに挑戦したいと思っていますか?またどのように仕事に取り組んでいきたいと考えていますか?

将来は今までの経験を活かし、後進の方々をサポートできるような人でありたいという想いをもっています。それがMRを続けながらできることなのか、どんな職種なら実現できるのかもわからないですが、経験してきた営業スキル、子育てをしながらMRを続けてきたという自信、その時々におかれている現実、それぞれを組み合わせ、相談に乗れる人でありたいと思っています。

女性MRで出産育児を経験し、それでも仕事を続けてきた人は周囲にもあまりいませんし、実際に数も非常に少ないのではないかと思います。だからこそ、上から目線で何かを言う、というより、一緒に困難に立ち向かい、解決していく人材でありたいと思っています。まさにフラームの「数を目指す女性活躍ではなく、一人一人が輝くことで、女性活躍の質を上げていく」ことだと思っていて、一隅を照らす人…自分が輝くことで周りを輝かせることができる人、自分のためだけではなく、みんなの幸せのために活躍できる人でありたいです。

Aiさんはご主人をはじめ多くのサポーターに恵まれながら、キャリアを構築されてきた点が非常に印象的です。ただそれは偶然なのではなく、Aiさんの「MRとして活躍したい」という強い想いがあり、できることを前向きに考え抜き、行動してきた結果なのだと思います。 そんなAiさんが、これからライフイベントを迎えるにあたり悩んでいる女性MRの方に声をかけるとしたらどんなことを伝えたいですか?

誰もが生きていく中で乗り越えていかなければならない壁があると思います。その壁は人それぞれ違い、それは自分の想い一つで高いものにもなれば低いものにも変化すると思っています。ありのままの自分を受け入れ、悲観するのではなくポジティブに考えることでその壁を乗り越えていけるような気がします。

私も、周囲の人が良い環境を作ってくれていたのに、子育てと仕事で視界が狭くなってしまって、いっぱいいっぱいになってしまったことだってありました。こういった私の経験を振り返ってみても、自分がポジティブに考えることで、かえって周囲の協力も得ながら具体的な解決策を見出すことができ、良い方向に物事が進んできたように思います。私は楽観すぎるのかもしれませんが(笑)、越えられない壁なんてそうそうないと思っているので、置かれた場所で咲けるように前向きに考えて、今の自分を楽しみましょう!

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製薬メーカー MR

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誰もが生きていく中で乗り越えていかなければならない壁があると思います。その壁は人それぞれ違い、それは自分の想い一つで高いものにもなれば低いものにも変化すると思っています。ありのままの自分を受け入れ、悲観するのではなくポジティブに考えることでその壁を乗り越えていけるような気がします。

第10回目となる今回は、女性MRの産育休の前例がない中で3人のお子さんを育てながら活躍を続けるAiさんをご紹介します。

「周りの人々に支えられて、今があると思っています。」と語る彼女。しかし周囲をサポーターに変えたのは、彼女のMRという仕事に対する強い想いや、ポジティブでしなやかな彼女自身の姿に他なりませんでした。

超えられない壁は無い、今の自分を楽しもう

これまでのキャリアを教えてください。

大学院を卒業後、外資系製薬会社にMRとして入社しました。途中3回の産育休を挟みながら17年勤務したのちに、フラームジャパンへ転職し現在もMRとして勤務しています。

Aiさんは前職で女性MRとして産休育休を取得した第一号群だそうですが、当時の周囲の育休取得状況や、周りの意識を教えてください。

私以外に1人だけ産休・育休を取得されていた女性MRがいましたが、特段ロールモデルのような方はおらず、手探り状態でした。こういうときはこうする、というのがあまりなかったから、その当時の上司も融通をきかせてくれ、相談に乗って下さる方ばかりでさらにコミュニケーションが良くなったりもしてありがたかったです。

徐々に産休・育休を取得する女性MRも増えてきましたが、3回も取得したのは私が初めてだと思います。前例がないから、周りの上司や先輩、同期も割と腫れ物に触るような扱いであったのは事実です。(笑)女性MRはほんとに子育てしながら続けている人は少ないですよね。

前例がない中でお子さんが生まれてからもMRの仕事を続けようと思ったのはなぜだったのでしょうか?

やはり、MRという仕事が好きなんだと思います。先生方や医療スタッフの方々とお話をすると色々な知見を得ることができるし、皆さんとのつながりが深まっていくことがMRの仕事の面白みではないかと思っています。今でも最初の赴任エリアの先生と連絡を取ることもありますし、先生の奥様と食事に出かけたりすることもあります。そういった様々な方とのつながりを持つことで自分も成長できますし、何より子供の成長や医療に関する部分も相談できることも心強いです。

また、元来家でじっとするということができない性分なので、何かしら外に出ていきたいと思うこともあり、仕事を続けるという選択肢しか考えたことがありませんでした。新卒の最終面接の際、「女性は、結婚・出産を機に辞めることが多いと思いますが、どう思われますか」というような質問がありました。その時の私は、「私は、絶対辞めません!!」と言い切った記憶があります(笑)。当時は何の根拠もなく言い切ってしまったのですが、実際にライフイベントを経験しても仕事を続けたいという想いは変わりませんでしたし、それを実現しました。

産育休を取得するにあたって大変だったことはありますか?また、その問題をどのように解決したのでしょうか?

3人目を妊娠した際、新薬の上市が決まっていた中での予定外の妊娠となってしまいました。その時は、どう対応すべきかかなり思い悩みましたね。前回の育休から復帰して3年経ちすべての熱量をかけて仕事に取り組みたい、と思っていた時期でしたし、実際に育休復帰後、仕事の内容も流れもつかみ、乗ってきていた時だったので正直戸惑ってしまいました。久しぶりの新薬の上市に向けて皆で士気を高めていたところで、私だけ仕事を休むことに罪悪感もありました。

無責任と思われるのも嫌で、なかなか上司にも言い出せませんでしたが、意を決して上司に相談したところ、「なんで早く言わなかったの?子は宝、安心して休んでいいから。休みに入るまではしっかり頼むよ!」と言っていただいて、ほっとしました。

その後は説明会等の基盤作りの活動を精力的に行い、新薬の上市を迎えた後に後任者に引き継ぎを行って、無事に産休に入ることができました。

3回の育休復帰をご経験されているAiさんですが、復帰時や復帰後で大変だったことはありますか?また、その問題をどのように解決したのでしょうか?

1回目の復帰後は、本当に必死で、何が大変だったのかも分からないほどでした。ですが結局はその時々を楽しみながら、大変だと思わず乗り切っていたような気がします。

2回目の復帰は、エリアが変更となり自宅から1時間程度(一番遠い担当施設で1時間半以上)のエリアを持つことになりました。仕事場が遠いということが少しストレスでしたが、このエリアはゆったりとした空気の流れる、都会ではないエリアだったので、自分のペースで仕事をすることができたと思います。最初は「なんでこんな遠いエリアにするねん!子供に何かあった時に帰るのに時間がかかるやん!」と思ったりもしましたが、今となって考えれば、その時の上司が無理することなく働けるようにと、このエリアを選んでくれたのかなと思います。この時は、子育てで心身ともに余裕がないと、視座が低くなり、視野も狭くなってしまうんだな、ということを身をもって体感し反省しました。小さいことでもよくあったんですよ、「子供がいるのになんで?!」って思ってしまったことが。でも長期的に見れば、仕事でお世話になった方も、子育てをしながらMRとして働くことを応援してくださる方ばかりで、今でもつながりを持っている方も多くいます。私が担当したエリアの中で、一番思い入れのあるエリアになったんです。

3回目の復帰は、私が産休に入る際に担当交代した方がご病気で休まれることになり、娘が7か月くらいでの早めの復帰でした。当時の変わったばかりの支店長からお電話を頂き、早めに戻ってくることはできますかとご相談いただきました。産休に入る前に上市した新薬のことも気になっていたし、何より必要とされているという嬉しさから、家族と相談し早い復帰を決断しました。

いずれの復帰の際も、家族の助けがなければ復帰できなかったし、戻れる場所を作って下さった上司や、温かく受け入れてくれた先輩方や同僚がいなければ続けてこられなかったと思います。周りの人々に支えられて、今があると思っています。どんな時も、あまり大変だとは思わずに過ごすことができました。忙しく充実した毎日なので、大変と思う余裕がなかったのかもしれません。

育休復帰などにはご主人の考え方なども影響すると思うのですが、どのように二人で話し合ったりされているのでしょうか?

私がこうしたい、こうなりたい、こんなことがやってみたいということを、夫はいつも応援してくれます。私と正反対な性格で、私が感情的になればなるほど、落ち着いて話をする人です。3人の子育てにも協力的で、保育士が向いているんじゃないかと周りの友人からいわれるほど、子供好きな人です。

私の仕事を続けたいという意志を尊重してくれ、子供を2人で協力して育てていく、2人の子供なので、2人が協力すれば何とかなるだろう、やってみないとわからないんだから挑戦してみようと前向きな話し合いを行いました。夫はやらない後悔をするより、やってみて得るもののほうが大きいのではといつも言っていました。目指すゴールに向けてどうやって現実と折り合いをつけていくか、夫とともに話し合えたことで、私も自分の想いに正直に決断をすることができたと感じています。

最近は、休日には、子どもの剣道の練習サポートや試合の応援にいったり、ママ友との食べ歩きでリフレッシュをしたり、とワークライフバランスも充実しています。

フラームジャパンとの出会いを教えてください。

前職は、育休も3回もとって、会社にとても感謝していましたし、辞めるということをあまり考えたことがなかったんです。でも、早期希望退職の募集がありました。今製薬会社はそういうのがとても多いですよね。それまでは他人事だったんですが、その時に初めて会社を辞めたら、ということを考えてみたんです。早期退職に応募せずに今の会社でキャリアアップをはかるのか、キャリアチェンジやジョブチェンジをするのか、それとも専業主婦になるのかとか、様々な可能性を考えたんです。ですが、年齢的にラストチャンスになるかもしれないという思いがすごく強くて。そこから新たなキャリアを探し始めました。

ネクストキャリアは幅広く検討していましたが、やはりMRを続けていきたいなと再認識しました。慣れ親しんだ職種というのもありますが、MRは私にとって天職なんだと思っています。自分を高めることができ、成長を続けていくことができることができるから。自分が成長していくことで、患者さんや医師、医療従事者の方々のお役に立つことができると思っています。さらには、皆さんの笑顔が自分をより成長させようという原動力になりますよね。成長実感ややりがいとモチベーションとが好循環しているイメージというか。そんな風に思える職種はMRの他に思い浮かびませんでした。

そんなときに、“女性活躍推進”と書かれたフラームジャパンが目に留まりました。女性は様々なライフイベントを経験する中で、自分のやりたいことや想いを我慢したり、また無理をしなくてはならなかったりと、たくさんの困難がある中、私の経験してきたことを活かしながらキャリアを継続できるのはこの会社しかない!という直感で応募しました。キャリアと言っても、出産育児があるから、やはり女性独自の考えや道筋のようなものがあると思うんです。「女性キャリア」っていうんですかね。
面接でもフラームのリクルーターの方からの「色々なことに引け目を感じて一歩を踏み出せない女性を社会に戻すお手伝いをしている」というお話で、フラームの女性活躍推進への想いに感銘を受けました。そこにとても共感した次第です。自分らしく活躍し、理想の自分の姿を叶えられるよう、私の背中をそっと押してくれたように感じました。

将来はどんなキャリアに挑戦したいと思っていますか?またどのように仕事に取り組んでいきたいと考えていますか?

将来は今までの経験を活かし、後進の方々をサポートできるような人でありたいという想いをもっています。それがMRを続けながらできることなのか、どんな職種なら実現できるのかもわからないですが、経験してきた営業スキル、子育てをしながらMRを続けてきたという自信、その時々におかれている現実、それぞれを組み合わせ、相談に乗れる人でありたいと思っています。

女性MRで出産育児を経験し、それでも仕事を続けてきた人は周囲にもあまりいませんし、実際に数も非常に少ないのではないかと思います。だからこそ、上から目線で何かを言う、というより、一緒に困難に立ち向かい、解決していく人材でありたいと思っています。まさにフラームの「数を目指す女性活躍ではなく、一人一人が輝くことで、女性活躍の質を上げていく」ことだと思っていて、一隅を照らす人…自分が輝くことで周りを輝かせることができる人、自分のためだけではなく、みんなの幸せのために活躍できる人でありたいです。

Aiさんはご主人をはじめ多くのサポーターに恵まれながら、キャリアを構築されてきた点が非常に印象的です。ただそれは偶然なのではなく、Aiさんの「MRとして活躍したい」という強い想いがあり、できることを前向きに考え抜き、行動してきた結果なのだと思います。 そんなAiさんが、これからライフイベントを迎えるにあたり悩んでいる女性MRの方に声をかけるとしたらどんなことを伝えたいですか?

誰もが生きていく中で乗り越えていかなければならない壁があると思います。その壁は人それぞれ違い、それは自分の想い一つで高いものにもなれば低いものにも変化すると思っています。ありのままの自分を受け入れ、悲観するのではなくポジティブに考えることでその壁を乗り越えていけるような気がします。

私も、周囲の人が良い環境を作ってくれていたのに、子育てと仕事で視界が狭くなってしまって、いっぱいいっぱいになってしまったことだってありました。こういった私の経験を振り返ってみても、自分がポジティブに考えることで、かえって周囲の協力も得ながら具体的な解決策を見出すことができ、良い方向に物事が進んできたように思います。私は楽観すぎるのかもしれませんが(笑)、越えられない壁なんてそうそうないと思っているので、置かれた場所で咲けるように前向きに考えて、今の自分を楽しみましょう!

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