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2025.11.24.
Category:
女性MR
女性MRが副業を検討する理由──製薬業界で注目が高まる背景
近年、製薬業界でも働き方が多様化し、
「副業」「兼業」へ関心を持つ女性MRが増えています。
キャリアの幅を広げたい。
スキルを活かしたい。
将来の選択肢を増やしたい。
そんな前向きな動機がある一方、
MRという職種には業界特有の“守るべきルール”や“副業の制限” が存在します。
本記事では、女性MRが副業を始める前に必ず知っておきたい
法律・社内規程・競業規制・情報管理・社会保険・税務 を
初めてでも理解できるようにまとめました。
女性MRが副業を検討する背景──働き方が変わりつつある理由
副業は“収入目的”だけではない
女性MRが副業に興味を持つ理由は、大きく3つに整理できます。
スキルを他領域でも活かしたい
講師・営業支援・ライティングなど、MRの強みは他職でも活かしやすい。
キャリアの選択肢を広げたい
MR経験を基に、今後のキャリアの「保険」を作りたい人が増えている。
ライフステージの変化への備え
結婚・出産・引越し…環境変化に対応できる働き方を持ちたいという声も多い。
副業は「もう一つ稼ぐ」だけでなく、
キャリアの安心感をつくる手段 として注目されています。
女性MRが最初に確認すべき“就業規則”と副業ルール
副業OKでも“申請不要”とは限らない
多くの製薬会社では、副業・兼業が一定条件で認められています。
しかし注意すべきは以下のポイントです。
就業規則で副業が禁止されていないか
許可制/届出制か(多くは許可制)
週◯時間以内などの制限があるか
副業で得た収入の申告が必要か
特に製薬会社では「情報管理」を重視するため、
無断での副業は基本的にNG と考えた方が安全です。
MRが絶対に避けるべき“競業禁止”と利益相反
意外と知らない“競業”の範囲
MRの副業で最も気をつけるべきは、
競業禁止(同業他社や医療情報に関わる業務の禁止) です。
次のような副業は避けるべきケースが多いです。
製薬・ヘルスケア企業の営業サポート
医療者向けの情報提供・講演
医薬品関連のマーケティング
医療情報を扱うWeb記事の執筆
MRの本業と“利益相反”になりやすく、
就業規則や法律に抵触する可能性があります。
副業は、
本業と完全に切り離せる領域
で行うのが安全です。
副業をするときの“個人情報管理”と守秘義務
副業でも“MRモード”の情報は持ち込まない
製薬企業に属するMRは、
医療従事者・患者・医療機関に関する幅広い情報に接します。
副業では次の行為が禁止されます。
医療者情報の利用
取引先リストの流用
社内資料の持ち出し
営業ノウハウの外部利用
守秘義務違反は、
懲戒だけでなく法的責任につながる可能性もあるため、
情報の持ち出しゼロ を徹底する必要があります。
社会保険・税金はどうなる?女性MRが押さえるべき制度
年20万円以上稼ぐと確定申告が必要
副業をする女性MRがよく質問するポイントは次の3つです。
① 社会保険
本業の社会保険はそのまま適用。
副業が“雇用契約”の場合、条件次第で社会保険加入が必要になることも。
(例:週20時間以上勤務など)
② 税金(所得税)
副業収入が年間20万円を超えると、確定申告が必須。
給与以外の報酬(業務委託など)は源泉徴収されないため注意。
③ 住民税
企業に副業を知られたくない場合、
住民税の徴収方法(普通徴収) を選ぶ必要がある。
女性MRが安全に副業を始めるための“おすすめ分野”
製薬と利益相反しない“非競業領域”がカギ
女性MRが安全に副業を始める際におすすめなのは、
本業と完全に利益相反しない領域 です。
例:
研修講師(MR領域以外)
ライティング(医療情報でないテーマ)
SNS運用・広報アシスタント
キャリア支援・メンタリング
Web制作・デザイン・カスタマーサポート
業務委託の事務サポート
特に「キャリア×コミュニケーション」の強みを活かした副業が、
女性MRとは相性が良い傾向があります。
▶ 女性MRのキャリア相談はこちら
https://flammejapan.com/contact/
▶ CSOプロジェクト/派遣についてのご相談はこちら
https://flammejapan.com/contact/
参考:厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000192188.html
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